『アリスインワンダーランド』

アリスインワンダーランド

『アリスインワンダーランド』

「アリスインワンダーランド」は、2010年公開のアメリカ映画です。ティム・バートン監督が撮影しました。アニメではなく実写になっています。「不思議の国のアリス」に登場するアリスが、19歳になったとき、もう一度不思議の国へ行く話です。映像にはCGがふんだんに使われて、とても迫力があります。また、ジョニー・デップやアン・ハサウェイ、ヘレナ・ボナム・カーターなど日本でも有名な俳優たちが登場します。

<『アリスインワンダーランド』あらすじ>
19歳になったアリス・キングスレーは、母親にパーティに連れていかれます。アリスには知らされていませんでしたが、実はそれは彼女と貴族ヘイミッシュの婚約パーティでした。アリスは驚き逃げ出してしまいます。

逃げていると、チョッキを着た白うさぎを見つけました。白うさぎを追って木の中へ入ったアリスは、幼いときと同じように不思議の国へ迷い込みます。マッドハッターやチェシャ猫と再会しながら、森の中を歩き回りました。

昔来た時と違い、不思議の国は赤の女王に支配されていました。アリスは不思議の国の生き物たちから自分が救世主だと聞かされ、赤の女王と戦うことになります。

<13年後のアリスの成長物語>
この映画は、単に「不思議の国のアリス」を実写化したものではなく、その後を描いた作品です。「不思議の国のアリス」から13年後の話になっています。 「不思議の国のアリス」でアリスは、好奇心旺盛に何でも自分の意志で行動していました。しかし、19歳になったアリスは婚約者を知らないうちに決められていても、自分ではどうするか決めることができません。子供のころに会った不思議の国の生き物たちは、そんなアリスを「(以前の)アリスではない」と言います。けれど、再び不思議の国で冒険するうちに、彼女は強さを取り戻して、不思議の国を救うことになりました。

「アリスインワンダーランド」は「不思議の国のアリス」よりもメッセージ性が強くなっています。大人になっても子供のころの強さを忘れてはいけないなど、観ると色々なことを感じられます。年齢を重ねてから見ると、映画の中のアリスのように、昔の自分を思い出せるかもしれません。

<白塗りのジョニー・デップ>
ティム・バートン監督の映画で、よく白塗りの怪しい役で登場するジョニー・デップですが、今回も白塗りメイクに奇抜な衣装で登場します。ジョニー・デップ演じるマッドハッターは、「不思議の国のアリス」ではそれほど重要なキャラクターではありませんでしたが、この映画でアリスと同じくらい目立っています。奇抜なマッドハッターが活躍することで、より不思議さが増して、観ていて引き込まれてしまいます。

ですが、なぜジョニー・デップは、こんなに白塗りメイクで登場することが多いのでしょうか。実は、若いころのジョニー・デップはアイドル的な扱いをされることに悩んでいました。そこで、ティム・バートン監督が白塗りと特殊メイクをすることで、あえて醜く見せてみないかと提案したのです。結果、彼は俳優としても深みのある役柄を演じられることを、世間に認められるようになりました。そうした経緯があって、「アリスインワンダーランド」のように、独特な人物が登場する不思議な世界観の作品が作られるようになっていったようです。

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