『レインマン』

レインマン

兄弟愛を学ぶ『レインマン』

レインマン | Movie Walker

簡単にはいかない、男同士の兄弟。あるいは家族関係。ついつい面倒臭くなって、親しいものとは疎遠になりがちです。『レインマン』で親しい者への愛の大切さを学び、さあ、久々に親兄弟に連絡を取ってみましょう。

兄弟の仲は、難しいものです。近すぎても鬱陶しい、でも、離れすぎると少し寂しい…。「最近、兄ちゃん(弟)どうしてるかな…」と思ったら、恥ずかしがらずに電話をかけてみましょう。親も元気を失くしはじめる30代からの生活には、兄弟の絆も大切になります。

どうしても電話をする勇気が出ないならば、『レインマン』に背中を押してもらいましょう。

<『レインマン』…あらすじ>
自動車販売会社を切り盛りするチャーリー(トム・クルーズ)。業績も微妙で、多忙な日々を送る彼の元に、疎遠になっていた父の訃報が届く。その遺産がすべて、それまで存在すら知らなかった兄に預けられていると知り、激昂したチャーリーは、仕事を放りだして兄が住まう養護施設に向かう。そこで自閉症の兄・レイモンド(ダスティン・ホフマン)と初めて顔を合わせた彼は、遺産を手に入れるため、ほぼ誘拐半分に兄を連れ出すが…。

<ユー・アー・ビューティフル!>
自閉症に理解のないチャーリーは、最初、レイモンドをひどく手荒に扱います。暴言も吐けば、軽く手を出すことも…。爽やかなイメージのトム・ハンクスが、きっと憎々しく思えてくるでしょう。しかし、後半に近づき、ある2人の過去の記憶を思い出したチャーリーは、これまでの行いを反省し、態度を一変。そしてレイモンドの隠れた能力を見つけ出し、「ユー・アー・ビューティフル!」と称賛の言葉を贈り、兄として認めます。

ほんの少しのきっかけで、どれだけ遠くで暮らしていた2人も、わかり合える。「だって兄弟なんだから」…そんなヒューマニスティックなメッセージが籠った作品です。

<兄弟がいることを、教えてほしかった>
終盤、チャーリーはほとんど遺産のことはあきらめ、今度はチャーリーを引き取り、共に暮らすことを考えるようになります。しかし施設の世話役に「難しい」と言われると、ふと「せめて、兄弟がいることは教えてほしかった」と呟き、悲しい顔を見せます。

人生には、辛いことがたくさんあります。恋人や友達の力だけでは、乗り越えられない出来事も…。そんなときに無条件で頼り、甘えることができるのは両親や兄弟だけです。チャーリーの悲壮な表情からは、「家族は大切にしなければいけない」という当たり前のことを学べます。親戚と疎遠になっている人は、鑑賞の後、ぜひ連絡を取ってみてください。

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