『ターミナル』

ターミナル

「ターミナル」はトム・ハンクスの演技力の集大成!

ターミナル | Movie Walker

コミカルでかつマジメな役柄を演じさせたら右に出るものがいないと言われる俳優トム・ハンクス。「フォレスト・ガンプ」「アポロ13」「グリーンマイル」「ダ・ヴィンチ・コード」「ビッグ」「フィラデルフィア」などなど、代表作を絞れないほど素晴らしい作品の数々に主演しています。どんな役柄にも自分を合わせてしまうその演技力は、ハリウッド映画界の中でもピカ一でしょう。

彼の映画の中でも、唯一の「外国人を演じた」作品が、「ターミナル」。本当に英語の話せない人が話しているかのようであり、本当に徐々に英語がうまくなっていくようでもある演技は見事としかいいようがありません。


<空港から出られなくなった外国人をコミカルに描いた名作>
ストーリーは斬新です。「クラコウジア」という国からアメリカ観光に来たビクターは、空港で足止めされてしまいます。母国にクーデターが起こり、パスポートが無効になってしまったのです。入国も母国に戻ることもできなくなり、彼は空港内で過ごすことになりました。

はじめのうちは英語ができないためコミュニケーションをとることができず苦労しますが、次第に空港内で働く人々と意思疎通ができるようになり、周りの協力を得ながら面白おかしく過ごしていきます。中年男性と不倫をしている客室乗務員のアメリアとも心が通じ合うようになり、恋に発展して空港内でデートもします。最後にはクーデターがおさまり一件落着となるというストーリーです。


<リンカーンの一族の血を引く家柄の出身です>
トム・ハンクスはアメリカ大統領エイブラハム・リンカーンの血を引く一族の出身です。とはいえ、裕福な家庭に育ったわけではなく、小学生のころに両親は離婚、父子家庭で育ちました。映画デビューは24才のときですが、大ヒットとなったのは1988年の「ビッグ」。34才のときの作品です。同じ年に、アカデミー賞女優のサリー・フィールドと共演した「パンチライン」でコメディアンの役に挑戦しています。

93年には、ラブコメの女王メグ・ライアンと「めぐり逢えたら」で共演、98年にも「ユー・ガット・メール」で再び共演してラブコメでも成功を収めています。2007年には「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」でジュリア・ロバーツと共演し、本作「ターミナル」では、キャサリン・ゼタ・ジョーンズと共演しています。アメリカを代表する美人女優と一緒に仕事をしながらも、一度も浮名を流さないところがトム・ハンクスらしさでしょう。

俳優にとどまらず、「すべてをあなたに」「幸せの教室」などでは監督としても活躍しています。アメリカの「ヴァニティフェア」誌によると、2009年の彼の収入は約32億円、2011年の「フォーブズ」誌によれば28億円です。アメリカの俳優の中でもトップクラスの報酬を稼ぎ続けている大物俳優であり監督でもあります。

「ターミナル」は、トム・ハンクスの「外国人」演技が素晴らしく光る作品です。数ある彼の名作の中でも異色の作品ですので、ぜひもう一度観てみてください。

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